【代表挨拶】


『国際化、情報化が進み変化の速い社会で成功するための学力と教養を培う学びの場』を目指して2005年2月にGlobal Prep Schoolを創立してから、14年目を迎えました。

 例年、年明け1月6日の清真中学入試に始まりセンター試験・私立大学入試・国公立大入試と冬は生徒たちと共に入試を戦い、春は新しい学年のスタート。

将来どんな仕事をしたい?

ゲームクリエーター”“カッコいい!じゃ大学は情報工学系かな、それともグラフィック系でアプローチしたい? 

こんな会話は中学生と。

模試の成績を手に長文読解いつも時間が足らなくて・・どうしたらいいですか?この深刻な質問は高3生。

私は緊張して成績表を精査しながら、毎日の家庭学習の内容と時間を詳しく聴き、まず2週間こうしたらどうかしら?

合いそうだったら続けよう。と提案します。来春の現役合格に向け戦いは始まっています。
さあ 気持ちを引き締めて新たな年度を実り多き年にしよう!と講師一同張り切っています。

 夢中で教えて駆けてきた13年間ですが、『変化の速い社会』は一層その速さが加速しているように思います。北朝鮮が核兵器・ミサイルを開発進め、中国は世界第2位の経済大国になり、強大な軍事力で東シナ海・南シナ海を窺がっています。米国は民主主義と
自由経済の旗手をやめ、世界は経済的にも軍事的にも不確実性が急速に増しています。今の子供たちが大人になる頃、世界は一体どうなっているのだろうか? 識者はいろんな未来図を描いて議論していますが、誰にも確かなことはわかりません。これから大人になっていく中高生は寄らば大樹の陰的な心構えでは,世を渡るには心許ない限りです。

 2020年から大学入試が大きく変わります。センター試験が共通テスト(仮称)に代わり記述式解答が求められるようになり、英語では英検他民間テストの採用が決まりました。これは『論理力と主張するコミュニケーション力』を持つ若者を社会が必要としていること
の表れだと思います。

 今年の冬の寒さは例年になく厳しくてまいりましたが、平昌オリンピック・パラリンピックの日本の若者たちの活躍にはすっかり元気をもらいました。世界の大舞台で少しも物怖じする風もなく、堂々と持てる力を存分に発揮して多くのメダルを獲得した日本のアスリート達。自分の力を伸ばす最善の場所ならば、躊躇せずにオランダに行き、オランダ人選手と一緒にトレーニングしたという小平奈緒選手。彼女が韓国の李相花選手とリングでお互いの健闘を讃えあっている自然な表情・しぐさを見たときは、私は驚きと感動で愛猫モモを抱き上げて「高い!高い!」と踊ってしまいました。社会は急速に変化していますが、日本の若者もしなやかに力強く変わって来ているのだな、と実感できたオリンピック・パラリンピックでした。

 大学入試で求められるもの、ひいては社会で成功するために必要なもの『考える力・表現する力・コミュニケーション力』。これらを獲得するために何が必要なのでしょうか。今までの勉強方法をすべて変える必要はないのです。知識がなければ考えることは出来ません。そもそも自分の考えがなければ表現することは不可能です。内容のないことを表現してコミュニケーンを取ろうとしても相手は受け取ってはくれません。
まず教科書をしっかり読み込み正確な知識を自分のものにすること。国語力はすべての基礎です。
『考える』為には辛抱強さと考え方の方法が必要です。算数や数学の計算問題は辛抱強さを養うには格好の教材です。

高校数学の帰納法と演繹法は推理や思考の手続きとして広く使われますし、場合の数は小学生から学びますが、事象を最適に分類する能力を養います。まず各教科の基本を押さえることが第一だということは変わりません。その上で自分が今取り組んでいることが社会とどうかかわっているかに関心を持ちつつ勉強を進めることが大事になります。そしてノートの取り方を工夫すること。

数学の証明問題では読み手を意識して納得してもらえる論証をする。
社会・理科科目では事項の因果関係が一目でわかるような記載を心がけことがそのまま受験突破に繋がります。

 私が東大を受験したころは受験戦争といわれた詰め込み教育の最盛期で、東大は全教科全問題が記述式ですから、難関私大の日本史世界史のような細かい知識はいらないといわれていましたが、高校では社会は日本史・世界史・地理・倫理・政治経済の5教科がすべて必修で、理科も生物・化学・物理・地学4教科がとも必修で、兎にも角にも覚えることだらけで・・ 
比喩でなく本当に鉢巻をしめて受験勉強をしたものです。

 今の小中高のカリキュラムはそれに比べると過密ではないようですが、総合学習やディベートに体験型の学習など自主的な取り組みが要求される授業もあり忙しく、また大学受験ではAO入試に学校推薦に一般推薦、センター利用に全学共通試験等々さまざまな選択肢があるので、情報収集と決断力も合格に大きくかかわってきます。生徒に寄り添い、話し合い、アドバイスするーこれもGPSの特色です。講師陣は学力・指導力は当然のことですが、また社会経験が豊富です。
企業の管理職、エンジニア、公立の学校教員の経験者。私は東大卒業後、米国に8年間滞在しNew Yorkの法律事務所で移民関係の仕事をしていました。私たちは知恵を出し合い生徒1人1人に的確なアドバイスが出来るように努力しています。

 鹿嶋教室は木の匂いのする快適な教室と自習室が完備し、講師たちはいつでも生徒が質問できるようにオープンオフィスで仕事をしています。随時無料体験ができますので是非お立ち寄りください。


Global Prep School

代表 岡野雅子